
どこにあるの?

この世界遺産は、北海道・青森県・岩手県・秋田県にあるよ!地図で見てみよう!
世界遺産(せかいいさん)になっている場所(ばしょ)
都道府県(とどうふけん) | 遺跡名(いせきめい) | 所在地(しょざいち) |
---|---|---|
北海道 | 垣ノ島遺跡 | 函館市 |
大船遺跡 | 函館市 | |
北黄金貝塚 | 伊達市 | |
入江貝塚 | 洞爺湖町 | |
キウス周堤墓群 | 千歳市 | |
高砂貝塚 | 洞爺湖町 | |
青森県 | 三内丸山遺跡 | 青森市 |
小牧野遺跡 | 青森市 | |
大平山元遺跡 | 外ヶ浜町 | |
二ツ森貝塚 | 七戸町 | |
亀ヶ岡石器時代遺跡 | つがる市 | |
田小屋野貝塚 | つがる市 | |
大森勝山遺跡 | 弘前市 | |
是川石器時代遺跡 | 八戸市 | |
岩手県 | 御所野遺跡 | 一戸町 |
秋田県 | 大湯環状列石 | 鹿角市 |
伊勢堂岱遺跡 | 北秋田市 |
北海道に6件、青森県に8件、岩手県に1件、秋田県に2件、全部で17件の遺跡が世界遺産に登録されているよ!
どうして世界遺産(せかいいさん)に選(えら)ばれたの?
(ⅲ)現存する、あるいは消滅した文化的伝統または文明の存在に関する独特な証拠を伝えるもの⏩人間の知恵や技がわかる!
(ⅴ)ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落や土地・海上利用の顕著な見本。
または、取り返しのつかない変化の影響により危機にさらされている、
人類と環境との交流を示す顕著な見本。⏩伝統や文化を伝える町や場所!
北海道・北東北の縄文遺跡群は文化遺産として2021年に世界遺産に登録されたよ!
北海道・北東北の縄文遺跡群の歴史やすごいところ
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北海道・北東北の縄文遺跡群にはどんなところなの?
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北海道から本州北部にある、紀元前13000年頃から前400年頃まで続いた、当時の人の暮らしや生活の発展がよくわかる遺跡だよ!
この場所は森や海、川など自然が豊かで、人々は魚や動物を捕まえたり植物をとって暮らしていたんだ。
マンモスが住んでいたころの日本はすごく寒かったんだけど、この遺跡ができた紀元前13000年頃から世界が暖かくなって潮のながれが変わったんだ。
それで日本列島はなみのながれが豊かになって、まわりの海ではいきものがたくさんすむ環境に変化したよ。
森では針葉樹(マツなど)がへって落葉樹🍂(あきになると葉っぱがおちる木)がふえて、どんぐりや山菜などのたべものができるようになったよ。
海と森の環境が変わったことで、春と秋には森での食べものをたくさんとれるようになって、夏と冬には海の生きものをとることができたよ。
いまでも北海道でサケ🐟が川をのぼってくる様子がみられるけど、これはこの当時からもみられていて、川でも魚を捕まえることができたんだ。
当時の人たちはまだ農耕といって田んぼを耕してお米を作ることはしなかったけど、周りで食べものがたくさん取れることでここに長いあいだ暮らし続けていたんだ。
北海道・北東北の縄文遺跡群には、家や町だけでなく、貝塚(かいなどの食べものののこりかすをすてたばしょ)や祭祀場(おまつりかいじょう)、墓地(おはか)もあるんだよ。
どんな見どころがあるの?
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北海道・北東北の縄文遺跡群にはどんな見所があるの?
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17件すべてが大切に保護・管理されているすばらしい場所なんだけど、特に有名なのは青森県の「三内丸山遺跡」かな。

🌳 三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)ってなに?
三内丸山遺跡は、いまから約5900年〜4200年前(縄文時代)につくられた日本でいちばんおおきな縄文時代の村のひとつだよ。
ここでは、家のあと・道・貝塚・畑のあとなどが見つかっているよ。
ここでは「竪穴住居」という、地面をほって、木と草で屋根をつくったおうちにすんでいたんだ。
夏はすずしく、冬はあたたかい工夫がされているよ。
三内丸山遺跡でいちばん有名なのは、6本の太い木の柱でつくられた「おおきなやぐら」だよ!
高さは約10メートルもあって、柱の太さは2メートルほど!
表面と底を焦がして腐りにくくさせる工夫がされていたこともわかっているよ。
せかにゃんのトリビア
北海道・北東北の縄文遺跡群には「捨て場」とよばれる食べかすや土器・石器なんかを捨てていた場所が見つかっているんだけど、これはただのゴミ捨て場じゃなくて、祭りや儀式と関係があるといわれているんだよ。
まとめ
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北海道・北東北の縄文遺跡群は北海道・青森県・岩手県・秋田県にまたがっている17件の遺跡だよ!
縄文時代のひとたちがぼくたちの国でどうやって暮らしていたかがわかる、とっても大切な場所だよ。みんなもいつか行ってみてね〜!