
どこにあるの?

日光の社寺は栃木県にあるよ!地図で見てみよう!
二荒山神社、東照宮、輪王寺の中の建物や周りの自然が世界遺産に登録されているよ!
どうして世界遺産(せかいいさん)に選(えら)ばれたの?
(ⅰ)人類の創造的素質を示す傑作⏩人間のすごい作品!
(ⅳ)人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本⏩建築の歴史を代表するような傑作!
(ⅵ)「顕著な普遍的価値」を持つ出来事もしくは生きた伝説、または思想、信仰、芸術的・文学的所産と、直接または実質的関連のあるもの。(この基準は、他の基準とあわせて用いられることが望ましい。)⏩有名な人や文化とつながっている!
日光の社寺は文化遺産として1999年に世界遺産に登録されたよ!
この世界遺産(せかいいさん)の歴史(れきし)やすごいところ
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どうしてこの場所がえらばれたの?むかしの話も知りたいな!

日光の社寺は自然と宗教が混ざり合った、日本独自の宗教観を表している場所なんだよ!
日光の社寺は、栃木県の日光市にある神社やお寺の集まりだよ。
代表的な建物には、徳川家康をまつる東照宮、古くから山の神をまつる二荒山神社、そして仏教の寺である輪王寺があるよ。
これらをあわせて「日光の社寺」とよぶんだ。
日光の社寺の歴史は、とても古いんだ。
始まりは約1200年前、奈良時代に僧(お坊さん)の勝道上人が男体山(日光にある山)の山登りに成功して中禅寺というお寺を建てたよ。
日光が現在の二荒山神社や輪王寺のもとになるお寺や神社もこのころ建てられてたんだ。
そのあと、日光は修行の場所としておおくの僧が訪れるようになったよ。
日光は、もともと日本にあった「自然界に神様がいる」ことを信じる宗教と、大陸からやってきた「仏様を信じる」仏教が混ざって、山岳信仰というユニークな宗教をつくりだした場所なんだ!
江戸時代になると、徳川家康のお墓をつくるために東照宮が建てられたよ。
家康の息子・徳川秀忠、そして孫の徳川家光によって立派に作り直され、いまのような豪華な建物になったよ。
この場所が世界遺産に登録されたのは、いくつかの理由があるんだ。
まず、建物の美しさと技術の高さが世界的に評価されたから!
東照宮の陽明門は、金や色とりどりの装飾で飾られ、眠り猫や三猿などの彫刻もとても有名。
職人たちの細かい手仕事がいまもそのまま残っているよ。
そして、権現造という、神社の本殿(神様がいる場所)と拝殿(来た人がお祈りをする場所)を「石の間」という石を敷き詰めたスペースで繋いだ建築方法を完成させたのが東照宮なんだ。
この方法はそのあと の神社建築に大きな影響を与えたといわれているよ!
さらに、日光は自然と信仰がひとつになった場所でもあるんだ!
美しい山や川に囲まれたこの土地は、むかしから神聖な場所として人々に大切にされてきたよ。
建物が自然のなかに調和して建てられていることも、高く評価されているよ。
どんなみどころがあるの?
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日光の社寺は長い歴史があるんだね!どんな見所があるの?
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日光の社寺の中でも、東照宮は必ず訪れたい神社だよ!
東照宮(とうしょうぐう)

徳川家康をまつる神社で、日光の中心的な存在だよ。
建物は金色や赤などでかざられ、とても豪華!
上の写真の「陽明門」という門は細かい彫刻がびっしりほどこされ、「一日中見てもあきない」と言われるほど美しい場所だよ。
三猿(さんざる)と眠り猫(ねむりねこ)


東照宮にある有名な彫刻だよ。
「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は、人が悪いことを見たり言ったり聞いたりしないようにという教えをあらわしているよ。
眠り猫は、平和で安心な世の中を願って作られたんだ。
どちらもとてもかわいいね!
せかにゃんのトリビア
東照宮にある眠っている猫。全国に猫の彫刻がある神社は結構あるんだけど、眠っているのはここ東照宮の猫だけなんだ!

そして、この猫の裏側には雀の彫刻があるよ。
これは本来猫に狙われてしまう存在の雀が飛び回って遊べるほど平和である、ということを表していると言われているよ!
まとめ
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日光の社寺は日本独自の宗教が今も残る、神秘的で美しいところだよ!
みんなもいつか行ってみてね〜!